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2022年最後のご挨拶

ナチュラルケア水道橋外来センターは本日29日(木)もちまして本年の営業を終了させていただきました。

 

ご来院頂きました皆様方におかれましては多大なる感謝を申し上げます。

 

毎年のことではありますが、今年は特に1年の経過が早かったように感じます。

 

今年を振り返ってみるとかなり濃密な年だったと感じます。

 

皆様はどのような1年を過ごされましたでしょうか?

 

私事になりますが、RMITを卒業して以来、20年ぶりにカイロプラクティックの試験を受けることになったのです。

 

我々の母校でありますTokyo College of Chiropractic(TCC)が、本年10月をもって閉校いたしました。年々、学生の数のが減り、同窓会でもできる限りの協力はしてまいりましたが、ついには食い止めることができず、コロナ禍の影響もあり苦渋の決断を迫られたのだと思います。WHO基準のカイロプラクティック教育を日本でスタートさせた先哲の血の滲むような努力がここで終わってしまうことが残念でなりません。またいつの日か、この日本でWHO基準の質の高いカイロプラクティック教育が再開できるように、我々は臨床の現場から、患者様と国民の皆様から信頼される臨床家で在り続けるために、さらなる研鑽を積み、世の中に貢献できるように頑張りたいと思います。

 

話は戻りますが、今年で最後(閉校)ということもあり旧RMIT時代の卒業生に対して、DC号(ドクター・オブ・カイロプラクティック)特別プログラムの受講が許可されたのです。しかしながら、学校を卒業してからちょうど今年で臨床20年目の節目となる年に、国際カイロプラクティック試験(IBCE)や学会での症例報告(ケースレポート論文)や業務ガイドラインレポートなどなどハードルの高い課題が課せられたのです。学生時代の昔のテキストや教科書を見返しながら、勉強をしましたが学生時代に叩き込んだ知識や技術が、いまでも臨床で役に立っているということが、本当に質の高い教育であったことを証明しています。そしてそのことが患者様により安全な施術を提供できているのだと思います。

 

お陰様ですべての過程を修了し、10月にDC号を授与していただくことができました。

 

他にも、沢山の出来事がありましたが、総じて今年はチャレンジの年だったように思います。人間、いくつになってもやりたいことはやった方が絶対にいいと思います。チャレンジした結果は、いい悪いだけで単純に決められるものではありません。一見、失敗にみえることでも、後から振り返ってみるとそれがチャンスのきっかけになっていたということが多々あります。

 

この世の中は刹那の連続であり、その一瞬一瞬をどのように解釈し、感謝することができるのかが人生の醍醐味というものではないでしょうか?

 

来年からは、withコロナの規制もさらに緩和し、変化の年となることでしょう。

 

それと同時に、世の中の動きも新しい時代に本格的に突入していくと思われます。

 

その時に、エイヤーと飛び込む勇気とチャレンジする精神を持ち合わせているかどうかが、これからの世の中で適応するか否かではないかと思うのです。誰でも未知の世界に挑戦することは怖いものです。そんな時、カイロプラクティックがあなたの背中を押す勇気に繋がれたらうれしく思います。

 

改めて、本年も皆様のお陰で仕事納めできましたことを厚く御礼申し上げます。

 

それでは、皆様がよいお年をお迎えできますよう心から願っております。

 

 

ナチュラルケア水道橋外来センター

文責:院長 朝倉穂高