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運とは自然を味方にして愛されること

年頭のご挨拶で書きました、本年の詞は

「心温万能」にしました。

 

20年間無敗の男 雀鬼会の桜井章一会長がよく言葉にされています。もうかれこれ20年近く尊敬している人物のお一人です。

 

ニューヨーク留学中に何度も何度も読み返した桜井氏の書籍は今でもバイブルです。

 

桜井氏は自然を哲学とされ、運とは自然を味方にして愛されることであり、自然から教えてもらうと言います。そして自然の畏れを本当によく存じております。自然は怖いものということを体験することが、本当に自然を知ることだとよく仰います。

 

本来、我々人間も自然の一部です。

しかし、現代人は自然環境破壊と同じく、いま私たちの身体は自然ではいられなくなっています。いまの自分が自然だと思っている姿はすでに自然破壊された不自然な自然であると言えましょう。

 

ですから、自然を感じる心そのものが自然ではないことをまず始めに自覚する必要があります。

 

その自然を整備することが、カイロプラクティクによるアジャストメント(調整)なのです。そのお手伝いを我々はさせて頂いております。

 

自然を無法に放置することと、整備することは違います。放置すると自然でも互いに侵食しあいベクトルを見失い共倒れすることがあるのです。ですから、共倒れしないように、時折整備することが必要なときがあります。人間の身体も同じように時々整備する必要があります。ですから、症状のあるなしに関わらず、多くの私の患者様は定期的にメンテナンスを受けてくださりますし、その必要性を大いにご理解していただけていると思っております。

 

さて、話は余談になりますが、

本年の詞を書き終わったあとに、お遊びで「鳳凰」を描いてみました。

なんの手本もなし、さらっと描いたお遊びなので、お粗末ですが鳳凰を描いてみたくなりました。龍なら書き慣れているので、ささっと描けますが、鳳凰はさすがに練習をしないと難しいですね。

今年は、時間があったら鳳凰を描く練習をしたいものです。

 

鳳凰の頸には「徳」、翼に「義」、背に「礼」、胸に「仁」、腹に「信」の紋があるとされております。この5つの言葉に何かひかれるものを感じております。

 

自身の中にもこの5つの言葉を刻み込めるよう精進して参りたいと思います。

 

 

文責: 朝倉穂高